格闘ゲームにおける過疎ゲーをやり込むメリットデメリット
※この記事には筆者の主観が大量に含まれております
どうもみなさんこんにちは、典型的過疎ゲーでしか勝てない系プレイヤー代表(自称)のジャンケンマンです。
さて、そもそも過疎ゲーの定義ってなんやねんって話になると思います。これは正直主観によるものが大きいところでぶっちゃけストV鉄拳以外みんな過疎やろとも言えるところでして…というわけでこの記事の過疎ゲーの定義は「プレイヤーが多く見積もっても100人行かないゲーム」くらいに捉えていただけたら幸いかと存じ上げます。
さて、次にそもそもお前誰やねん?って話が出てくると思うので軽い自己紹介を…
【格闘ゲーム歴】
だいたい10年くらい
【実績】
D1FF ブレードアークス部門 本戦出場
闘神祭 ワンデイトーナメント ブレードアークス部門 準優勝
EVOJAPAN2020 サイドトーナメント ブレードアークスEX部門 準優勝
書けるような実績はこれだけです!!!
じゃあブレードアークス以外のゲームではどうやねんって話になると思うので他のゲームでどんな感じだったのかを人口多めなゲームに絞って書いていきます
【プレイ遍歴の一部】
〜アーケードゲーム〜
・スト4シリーズ
BP20000前後
・BBCP1.1〜CPEX
8段前後
・GGXrd サイン
5段前後
・BBCF1.0
17段前後
・BBCF2.0
ネシカ2で20段踏み程度
〜家庭用〜
・ストV
プラチナ止まり
・アーク系
20段踏んで満足系
・サムライスピリッツ(令サム)
初期verで達人(剣聖の一個前)
※今verは数やってればポイント上がる仕様なので考慮せず
GBVSシーズン1
いわゆるS→SSルーパー
とまあ、まとめるとよくいる永遠の中級者ってやつです。
ではそろそろ本題に移りたいと思います。過疎ゲーをやり込むメリットそれは
比較的楽に所謂上位陣ポジションにいることができる
というところにあります。それではこれは一体どういう意味なのかを書いていきたいと思います。
以前このようなツイートを目にしました
https://twitter.com/kubo0055/status/1339748485898203142?s=21
格ゲーで強いグループの中に混ざれた場合と混ざれなかった場合で実力に差異は大きく出ると思う
これを環境というかどうかはまた別な話な気もする
自分の過去の経験からこのツイートには深く頷きましたし、その時湧き上がった感情が高じてこの文章を書くに至りました。
ツイート内では"環境というかどうかは別な話"、とありますが。私が経験した「環境」を元に話を進めるため、「環境」という言葉を使わせていただきます。
さて、環境というものは非常に大事で所謂「強いものグループ」に入って切磋琢磨することは成長において大事ですし、その経験は他のゲームでも活かすことができるでしょう。過疎ゲーの場合ぶっちゃけやっていれば上位陣グループに入るまでが比較的早いので手軽にそういった環境を経験することができます。(ある程度格ゲーの下地は必要なので、ストVのような無限に対戦相手がいるゲームで実力をつけてから過疎ゲーにうつるのが一番コスパいいのではと思ってたりしてます。)
過疎ゲープレイヤーは大抵新規…というよりかは対戦欲に飢えている人が多いのでそういう意味でもグループに入りやすいと言えますね。「対戦したい」といえば付き合ってもらえて、わからないことを聞けば教えてくれる可能性が高いです(初心者と聞いて嬉々として初狩りに来たり無駄に教えたがりな人と当たる可能性もありますが…まあこれはどのゲームやる上でも言えることではあるので)
また、ある程度の位置にいないと体験できないものとして、舞台の整った緊張感のある試合というものがあります。それが全国大会です。
全国大会というものはとても狭き門でなかなか辿り着けないものですが、過疎ゲーだと比較的楽に辿り着くことができました。実際私が初めて出場した全国大会であるD1FFのブレードアークス部門は正直フリーパス状態でしたし、私が切符を取った予選は参加者2名でした(同大会で種目になっていた「電撃文庫 fighting climax ignition」は予選の定員32名に入るため早起きしないといけなかったとかで…凄い差ですね)。しかし「全国大会の切符がかかった大一番」であるのは間違いありませんし、他ではなかなか味わえないものです。そして見事切符を勝ち取った私は晴れて全国プレイヤーとなりました。
全国プレイヤー()となったことで界隈での知名度も上がり、(全国大会で実際会うまでは)SNS上ではありますが多くのトッププレイヤーと関わりを持つことができました。
そして、全国大会本番。私は体の震えが止まらず何度もトイレに行くほど緊張していましたが一回戦で勝利を収めることができました。「極限の緊張状態で行われる一発勝負」なかなか味わえることのないもので、とてもいい経験になりました(その後の2回戦は普通にガン処理されました。なおその2回戦の相手の方は、いわゆる上位陣グループなどといったコミュニティに入らず、独学でゲームを詰めている方でした。コミュニティに入るのは簡単だが、入らないと情報を得にくい過疎ゲー、でその立ち回りで結果を出せるのは素直に素晴らしいと思います。それで結果を残せるのもある意味「んっ!過疎ゲー!」って感じでもありますが…)
それから数年経ち2017年闘神祭、一先特有の勢いもありベスト4から始まるいわゆる"壇上"に立つこととなりました。私は舞台袖でひたすら震えていました、しかし相手の方が何倍もひよってたおかげもあって、準決勝も勝利を納め決勝に駒を進めることになりました。
そして決勝、相手はあの"gamera"…何も起きずに負けました()。それでも後にEVOJAPAN2020メイントーナメントを制するような男とああいう舞台で戦えたのは相当貴重な経験です。
私のような永遠の初中級者ゲーマーにもそういった経験を得られる権利を与えてくれる、それが過疎ゲーなのです。
さて、ここまで見ていただけた方の中に「いやでも結局それってレベル低い集団の中でトップにいれるだけって話っしょ」って思われる方もいらっしゃると思います。確かにその通りではありますが大事なポイントとして
過疎ゲープレイヤーの中にも本当に格闘ゲームの上手い奴がいる。
というところがあります。
私が闘神祭決勝で戦った"gamera"を始めとして、様々なゲームで活躍する格闘ゲーム上手いマンがブレアクにはいました。参考までに私が出場したD1 FF ブレアク部門のベスト4の面子を挙げると
・gamera(EVOJAPAN2020サムスピ部門優勝など)
・へいほぉ(EVO2018BBTAG部門優勝など)
・エムジマ(EVOJAPAN2020サムスピ部門準優勝など)
・パンピーナ(『SAMURAI SPIRITS』 SNK公式大会「サムスピ道場」 優勝など、なおこの時サムスピどころか本体未所持)
と、格ゲーマーオールスターバトルか?ってくらいの凄い面子です。こうした人達と(一応の)上位陣同士として交流しゲーム上手いマンの意見を聞いたり、なんならその時の交流をタネにして新しいゲーム出た時に揉んでもらったり…と本来では雲の上の存在と気軽に触れ合えるのも過疎ゲーの良さなのです。
さて、これまで過疎ゲーをメリットを述べてきましたが当然デメリットもあります。
全体のレベルがどうしてもメジャーゲーと並べて低いということ、人が少ないがために満足のいく試合数をこなせないということ、人が少ないがためにキャラ対が実質人対策になってしまったりすること、どうしても狭いコミュニティになってしまうのでいわゆる身内臭がしてしまうこと…デメリットを挙げたらキリがないですね。
長々と書いてきましたが、これはあくまで過疎ゲーでしか勝てない系ゲーマーの自論にすぎません。
格ゲーマーとしてステップアップする上で過疎ゲーに手を出してみるのもアリなのでは?という提案をもっともらしく書いているだけです。
自分がやりたいゲーム・やってて面白いと思うゲームをやるのが一番良いことです!
以上。